スキヤキ(05)/か・か・かんぱい(^^;

記・2009.10/28(水)

わが息子が、力のない声で「●●●●えさんです」と、自分の左横1メータ先の彼女の
名前をコールした。
それは、「紹介」というものではなかった。
ただ、彼女の名前を言っただけだった。

それでも、その息子のしょぼしょぼの名前コールにうながされるように
「はじめまして、●●●●えです」と・・・
はじめて、声を出した、彼女・・・。
かわいい声だ。小柄な、細い彼女にぴったりの声だ・・・

きっと、ほほえんであげたら、そのまま、彼女は続けてなにかしゃべったかもしれない。
なのに
なのに
「はじめまして、●●●●えです」に対して、間髪入れず、ばばが言った。

で、どんな字書きはんのっ?
おかあちゃん、声・・・でかい(@@)

そう、ここから・・・・
こちらになるのだ。

「●●え」ちゃんの「え」は「恵」・・・・・
ずっと、会うまで思っていた「子」はつかなかった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

とにかく、ばばに手帳をしまわせた。

しばし「沈黙」・・・・

「あんまり質問せんほうがいいよ〜」と、行く前に、キャンプ仲間から言われた言葉が、くるくると頭の中でまわる・・・。わたしがしゃべらないと、やっぱり・・・だれもしゃべらない・・・・のか・・・
う〜ん・・・なにから言おう・・・と、焦りだしたとき。

えりあしぼーぼーだ。

えりあしぼーぼーが来た。なんか、ちょっと助けてもらった感じだ。
今度、一緒にお風呂にはいって、えりあしくらいなら剃ってあげてもいいよ。と、おもったわ。

「お待たせしました、お飲物をお持ちいたしました」
えりあしぼーぼーの持つ、お盆に・・・ウーロン茶4つと、瓶のキリンフリーと、からのコップがのっている・・・●●恵ちゃんの、左後ろから、えりあしぼーぼーは、お盆を●●恵ちゃんの斜め左前に置いた。

●●恵ちゃんは、かなり緊張していたのだろう・・。
この手の店は、かならず、各席を回って、ちゃんと、それぞれの飲み物をそれぞの客のところまで手渡してくれるのに・・・●●恵ちゃんは・・・なにを思ったのか

「あ、わたしやりますっ!」と、声を出し・・・
えりあしぼーぼーのお盆から、いきなり、ビール瓶をとって、じじに渡そうとしたのだ。

自分の彼までの位置が1メーターだから、その前に座るじじまでは、1.5メータはある。

おもいっきり手を伸ばし渡そうとする●●恵ちゃん、それをみたじじも「受けとらねばっ」と、思ったのか、手を●●恵ちゃんのほうに伸ばす・・・・。
大きな2つの合体されたテーブルの上で、斜め方向・ビール瓶手渡し物語が開幕した。

と、その時・・・・


えりあしぼーぼーが、言った。

お客様、まだ、栓を開けていません(^^;

そうです、えりあしぼーぼーが、なぜお盆ごとデーブルに置いたかと言うと、栓抜きで、ビール瓶の栓を抜くために置いたのだった。

ちょうどテーブルのど真ん中で、
下手から、●●恵ちゃんの手・ビール瓶
上手からじじの手が、まもなくジョイント!と、言うところだったのに・・・

若い●●恵ちゃんの「反応」は早かった。えりあしぼーぼーの「栓をあけていません」の「栓をあ・・・」くらいで、すぐさま伸ばした手をもどし、ビール瓶は、ふただび、えりあしぼーぼーのお盆の指定の位置へ戻った。
年老いたじじの「反応」はかなり遅い・・・・じじの右手は「宙」をかいていた・・・・
この瞬間だけを誰かかみたら、店の人が栓抜きでビール瓶の栓をあけようとしているのに
「おんどりゃ〜はよ、ビール飲まさんかいっ・・・ほれほれほれ・・・はよ、はよ、ビールわたさんかいっ( ̄□ ̄;)!!」と、手を伸ばして、催促している、「やっかいな落ち着きのないオヤジ」にしか見えないだろう。

「すいませんっ・・・」●●恵ちゃんの小さい声が聞こえた。ちょっと顔があかくなっている・・・・

その時、ばばは、「瓶やもんなぁ〜」と、言った。助け船なのだろうか?

だ・け・ど???
「瓶やもんなぁ〜」???って・・・意味不明やん。瓶ビールは、栓抜きが必要なのは、だれもがわかってるやん、●●恵ちゃんは、もう、開いてると、おもいはったんやんか。
と、いうか、●●恵ちゃん、こんな店で、「家」でするような事、せんでええねんで・・・・いや、それもわかっていたかもしれない・・が、緊張のあまり、「わたし、やります!」になったのかもしれない。
かわいそ〜に、その位置に座っていなかったら、こんなことにもならなかったかもしれないのに・・・この変な空気に対して「瓶やもんなぁ〜」って・・・・ばば、どういう意味やねん。
ネットがあったら「検索」してるわ・・・・「瓶やもんなぁ〜」ってどういう・・・意味???
なぁ、どういう意味「瓶やもんなぁ〜」

みんなの前に飲み物が並んだ。じじもコップにキリンフリーをなみなみと、そそいだ。

キャンプののりで、「ほな、乾杯しよか」と、わたし。
うながされて、みんな、グラスを持つ。立ち上がりまではしなかったが・・・・
5人ともが、テーブルの真ん中あたりにグラスを近づける・・・・

で?

へっ?

げっ?

わたしは、心のわたしに・・・・尋ねた。
すごい、早口で、急いで、尋ねた。
「なにに、乾杯なん?えっ?なにに乾杯するん?なっなっなっ・・・・なにに、なにに・・・なぁ、わたしっ!(ほな、乾杯しよか)って・・・・なにになん?なぁ、わたし・・・しっかりしてよ・・・・

なにに乾杯なんっ~(°°;)))オロオロ(((;°°)~

つづく



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